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ハイダルがオープンするまで

留学生として来日したハイダル


バングラデシュで生まれた店主「ハイダル」が、留学生として日本に来たのは今から二十数年前。
日本の文化を学ぶうちに、平等な社会の素晴らしさに感動し、祖国の貧しい人たちを助けたいと、そのまま日本に残りNPO法人KETOY.jpを立ち上げました。

当初はフェアトレード(原料や製品を適正な価格で継続的に購入すること)を通じてバングラデシュの人たちが作った商品や食品を販売し、その利益を祖国に還元することを目指し活動しましたが、ある頃からもっと別の方法もあるのではないか?との思いで考えついたのが、祖国バングラデシュのカレーをメニューとして販売する事でした。

国際電話で何度も母に教わりながら

幼い頃から慣れ親しんだ、母が作ってくれていた味を何度も何度も国際電話を通じ母から教わり、ようやくその味に近づいた時、友人の協力で福岡県朝倉市秋月にて春・秋限定でお店を出すことができました。
すると、多くの人から「こんなカレー食べたことない!」とその味が評判に。
そのことがきっかけで、福岡市内に店を構えることになったのです。
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仲間たちの協力で店を手作り

ハイダル建設中
しかし、お店をつくるためのお金はありません。
そこで協力をかって出てくれたのが、福岡で知り合った仲間たちでした。
廃材を集め、慣れない手でのこぎりを使ったり、コンクリートを流したり・・・。
仲間たちと一緒に改装工事を始めて3ヶ月が経った2010年の秋、現在の場所(福岡市中央区警固)に手作りの世界で唯一のお店「バングラデシュ雑貨とカレーの店 ハイダル」が完成したのです。

ハイダルギャラリー

協力してくださった仲間たち、お店に来てくださるお客様のおかげでハイダルはこんなにステキなお店になりました!